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2024/09/20 04:03 |
『高慢と偏見』読了
ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』を読み終わりました。
何年か前に「プライドと偏見」というタイトルで映画化されていましたね。
タイトルだけ見るとイマイチ面白そうじゃないですが、読んでみると面白いです。
イギリスの片田舎に独身の資産家とその友人がやってきたことから始まるはなし。
高慢(に見える態度)と偏見のせいでお互い噛みあわないダーシーとエリザベスをメインに
エリザベスの姉ジェーンとダーシーの友人ビングリーやらその他何人かの人々が
結婚を巡って騒動を引き起こすというストーリーです。
騒動っていってもそんなに大きなことが起きるわけじゃないんですが、全然中弛みもなく読めました。
200年も前に書かれた作品ですが、「こういう人いるいる」と思える登場人物もいて笑えました。
特にエリザベスたちの母親はいかにもいそう。
田舎のお節介でやかましいおばちゃんって感じ…お見合いを勧めまくるような、
悪い人じゃないんだけど身内から見ても「あああもう黙ってて!」と思っちゃうような感じ。
ビングリーは最初の頃はすごく快活でキビキビしたイメージだったのですがダーシーの言ったことに左右されてジェーンから離れてしまったりするあたり、押しが弱いというか自分の考えにあまり自信がない人なのかなーと感じました。(朗らかで人好きのする性格なのは間違いないんだけど)
ただ単にダーシーが押しが利く性質、もしくはビングリーがダーシーを特別中の特別に信頼しているせいという可能性もありますが。

安かったので岩波文庫のやつを買ったのですが翻訳の評判が良くないみたいです。
ちくま文庫の新訳が好評のよう。
評判の良い翻訳ってどんなものか読み比べてみたい気もしましたが、
邦訳二つを読み比べるより原書と邦訳一つを読み比べたほうが面白いですよね。
しかし!
amazonで読んだ感じだと『高慢と偏見』の原書"Pride and prejuice”は私の英語力ではちょっと苦しみそう。
同じく原書も読もうかなーと思っている『あしながおじさん』と比べてみても、
1ページから読み取れる内容が少なくてとても「辞書なしでも大まかには分かる」と言えない状態。
そういうわけで『高慢と偏見』原書はしばしお預け…。
とかいいつつ、ふと目に付いた"Darcy's Story"というペーパーバックをポチりました。
"Pride and prejuice"の主人公はエリザベスですが、"Darcy's Story"はその名の通りダーシーが主人公。
これは後世の人が書いた『高慢と偏見』の番外編的な作品なのですが、
原作にちゃんと沿っており尚且つ痒いところに手が届く。らしいです。
とても評判が良かったのでつい気になって…果たしてちゃんと読めるのか!?
同じく後世に書かれた『続・高慢と偏見』のように邦訳版が出版されていれば苦労せずに済んだのですが…
もしとても読めそうになければしばらく封印しますw
ちなみに続~はレビューが5つ投稿されているうち2つが★1、残り3つが★2と低評価。
いくら日本語版が出ていてもちょっと読む気になれないのでこちらはスルー。

さて、次はどうしようかな。
友達に借りた本も読みたいし、オースティンのほかの作品も読みたい。
オースティンは『ノーサンガー・アビー』を既に買ってあります。
これは噂のちくま文庫から出ている新訳ですよ!
1冊950円という謎の高価さでしたが我慢我慢…。
その他『分別と多感』『マンスフィールド・パーク』は本屋で見つからなかったのでamazonでポチっと。
それにしても本の購入に対しては慎重さが失われがちで困ります。
今月だけで4000円は使った気が…全部文庫本なのに!
ある程度買い溜めが出来るとしばらく買い控えるので結局はバランスが取れているのかなぁ。
そうだと良いんだけど。
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2009/11/14 00:40 | 本のこと

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