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2024/09/20 03:59 |
せっせと積読本消化中
読み終わってない本がいろいろあるのに気になる本があるとつい買ってしまう…

◆武者とゆく / 稲葉 稔
元剣術指南役の浪人が川で女を助け、その女を狙い続ける男と戦う話。
武者は犬の名前。
可もなく不可もなしといった感じ。犬が可愛い。
結局主人公達どういう人物だったのか、性格的なことがイマイチ掴めなかった。
四十路をいってる割には下手人の人相書きを手習いの子供達に配ったりするうかつさだけど
周囲からは「機転が利く」と思われてるようだし。
機転が利くと見せかけて実は結構うっかりキャラってことなんだろうか。
シリーズで出てるみたいだけど、続きを買うかどうかは微妙な線だなぁ。

◆遠い声 遠い部屋 / カポーティ 河野一郎訳
父親を探してある小さな町を訪れたジョエル少年の話。
映像的で全体が薄暗く沈んだ雰囲気の小説。
ジョエルはちょっとしたことをきっかけにすぐ現実から離れて想像の世界へ行ってしまうから大変。
「悪意があるのでは」「みんなで騙しているのでは」とか想像しちゃったり
あるいは自分の全てが認められる空想の世界へ行ってしまったり。
でも小さなそれ自体は別に何でもないことを勝手に悪いほうに想像して怖がったりすることって
何年か前は結構あったので少し分かるような気がする。
明確な起承転結が見えない話だし説明も少ないので、内容をちゃんと理解できているか分からない。
解説を読んだ感じでは大体拾えたかなー…
とにかく、時間を置いて何度か読み返したい。
映像化したら面白そうだと思ったんだけど、
カポーティの作品は『ティファニーで朝食を』しか映画になってないみたい。
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2009/08/23 03:28 | 本のこと

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