"Pride and prejudice"を読み出しました。
翻訳された『高慢と偏見』は読了済なのでもう内容はわかってるのですが
ちょっと洋書に慣れようかと…。
ラダーシリーズはレベルごとに(1~5)単語数を限定して易しめに書き改めてあり
普通の洋書よりか読みやすいかも…というものです。
"Pride and Prejudice"はレベル4に設定されていて、
これは英検準2級以上/TOEIC470未満の人向けだそうです。
あれ、私…英検3級…だ…(TOEIC未受験)
ちなみにレベル4は単語数2000語、最高のレベル5は単語数制限なしです。
対象レベルを下回る英語力で読み始めてしまっていますが
ストーリーをあらかじめ知っているせいか大体何を書いてあるか分かるので
普通に読み進めています。
わからない単語はほとんど推測で済ませて辞書は引いていないんですが
読み終わったらもう一度意味を調べながら読もうかな。
読んでて「もしかしてこういう意味?」と思った単語が
実際にその意味で合っていた時は嬉しいw
"Pride and Prejudice"を読み終わったら"Darcy's story"を読もうと思っています。
だいぶん前に買ってまだ読んでないペーパーバックなのです。
多分買ったときにも記事を書いたと思うのですが、まあ何というか…
後世の人が書いた"Pride and Prejudice"の番外編的な本で、
Darcyの視点で原作を追う感じになります。(原作はElizabeth視点)
なので時間軸は原作とほぼ同じ。
他の人が書いた"Pride and Prejudice"続編本もあるんですが、
それは評判が良くなかったのでスルー。
"Darcy's story"が無事に読み終われたらもっと洋書を読みたいなぁ。
いつされるのかわからない翻訳を待たなくても良くなったら素晴らしい…!
翻訳された本を読んで「この作家さん好きだなぁ」と思っても、
その一冊しか翻訳されてなかったりすると悲しいし。
一度本屋でチェックして「あんまり興味わかないな」と思ってスルーしていたのですが
ふと思い立って購入。
直感は信じるべきでした。
とにかく相手役の男が全く好きになれない…!
もう最初の方で、好きだな可愛いなと思える程度には上手く行ってる彼女がいるのに
大して親しくないクラスメイト(主人公)に突然キスするあたりで「えー」と思ったのですが
その後だんだんうわぁ感がUPしていきまして…。
勝手に携帯アドレスを盗み見て突然メールしてくるのも怖いし
彼女とのデートに案内役として主人公を連れてくるのもデリカシーが無いし
新しい彼女(しかも主人公の友達)がいるのに送り狼未遂するのもモラルが無い気がするし。
いやー、高校生だしいろいろ揺れ動く時期なのかもしれないけど何か…うん。
個人的にはそんな人はちょっと気持ち悪いな、と思いました。
もうちょっと男の方の心理描写とかがあればまた受け取り方も違ったのかな。
私が男心を全く理解していないとか、女子中学生のように潔癖なだけかもしれませんがw
(もう乗っ取られ済ともいう)
今月は猛烈に本を読んだ。読みすぎた。
ここ一ヶ月ほどで一万円以上を本代に費やした気がする。
ちゃんと計算したわけではないけど今週本屋に行ったときにポイントカードを見たら
前回は50ポイント加算されていたので、5000円は払ってる。
そしてそのポイントカードを見た後、私は3000円を支払って店を出たのであった…
翻訳物は値段が高い!
今海外(たぶん英米あたり)では「現代社会の中にちょびっとファンタジー要素」な
本が流行ってるっぽい。
どうやらそういうのを「パラノーマル」と呼ぶらしい。
魔法使いが実在した系の本もあったけど、ヴァンパイア物のほうが多いように感じる。
映画化された『トワイライト』もヴァンパイア物のパラノーマル・・・だと思う。
原作読んでないけど…
原作といえば、今更ハウルの動く城の原作を読んだ。
映画と話の内容が全然違っててふいた。
もはやパラレルと言っても過言ではない…かも!
私は原作のほうが好き。
ブログでは『分別と多感』以降全然本の話題を出していませんが、
実は!あの後何冊か読み終わった本があるのです。
しかしせっかく結構頑張って書いた記事を手違いで消してしまい意気消沈→放置状態。
このままでは自分で何を書いてないか忘れてしまいそうなのでタイトルだけメモしておきます。
順番はどうなるか分かりませんが全部記事を書く予定です。
まだ記事にしていない読了本
J・オースティン 『エマ』
モンゴメリ 『青い城』
梨木香歩 『家宮綺譚』
田辺聖子 『舞え舞え蝸牛』
立松和平 『卵洗い』
夢枕獏 『陰陽師 夜光杯ノ巻』
柴田よしき 『PINK』
一昨日?くらいに読み終わりました。
タイトル通り分別があって強い自制心を持った姉エリナーと多感で激情家な妹マリアンがメイン。
オースティンは結婚を主題にした作品ばかりで、これもそうです。
エリナーとマリアン、それぞれの紆余曲折する結婚への道と二人の対照的な考え方を描いています。
分別を持って行動するエリナーと恋に落ちたら一直線、周囲なんてどうでも良いわ!となってしまうマリアン。
最初は自制心がなくて気に入らないと礼儀上のあれこれも吹っ飛んでツンとしてしまうマリアンに
「困った人だなー」と思いましたが、中盤くらいからはどんなときもちょっと行き過ぎなくらい
激しく感情を動かすマリアンは可愛く思えてきました。
『ノーサンガー・アビー』に出てくるイザベラが「私は中途半端に愛するということが出来ない性質なの」と言う
シーンがあるのですが、まさにマリアンはそういう性質を持った人だと思います。
当のイザベラは全然そんな愛情の強い人ではありませんでしたがw
恋愛の雲行きが怪しくなってきてからの行動も二人は対照的です。
心の中は荒れていても出来る限り普段通りに振舞おうと努力するエリナーと、
一度悲しみにはまりこむと自らもっと深い悲しみに暮れる方向へ向かうマリアン。
世の中の人の悲しみ方は大きくわけたらこの二通りなんだろうなーと思います。
とことんまで悲しむ人と出来るだけ内面に留めてひっそり癒そうとする人。
私はどちらかといえばエリナーのタイプに属するのかなぁ。
周囲に打ち明けると同調して悲しくなる人も同情する人もいて、ある程度落ち込んだムードになるのは
避けられません。そうすると更にその「悲しいこと」から離れるのが難しくなるので何でもないふりを装いますw
うまく隠し通せば周囲はいつも通りに自分を扱ってくれて、それが平常な状態に戻る足がかりになります。
でも辛いことを何も言わないと秘密主義だと思われるようですね。
私も「結構秘密主義だよねー」と言われたことが数回あります。
作中でエリナーも秘密主義だと半ば責めるように言われるシーンがありました。
別に相手を信用してないから話さないとか、そういうわけじゃないんだけどなー。
それにしても…エリナーの相手にあたるエドワードの影が薄い!w
あまりぱっとしないし内向的だけど誠実な人柄として描かれていますが、なにせ出番が少ない。
大佐は登場当初から何となく好きで幸せになってほしくてずっと応援していたので最後は心底ほっとしました。
マリアンはそれこそ中途半端には愛せない人なので大佐と幸せにやっていけるでしょう!
そうそう、この本にはルーシーという大変お世辞上手な女性が登場します。
これがまたなんとも嫌な人なんですがw
グリム童話みたいに嫌な人は最終的に凄惨な目に遭う、とかそういうタイプの話ではないので
ルーシーはお世辞を駆使して意地悪だけども金持ちの親戚に取り入りなかなかの地位に登ります。
まあ嫌な親戚におべっかを使いながら生きるよりも村で姉妹夫婦で仲良く暮らすほうが
主人公達にとっては幸せでしょうからルーシーはなんでも好きにすればいいんですが。
世の中人柄がイマイチでも上手くお世辞を駆使すればそこそこの地位をゲットできるという手本にはなります。
もしかしてそういう皮肉なのかも…?